Tuesday, August 09, 2005

13人いるクラスに配属されて、じゃあ、今から二人一組でUCDの学生にインタヴューしてきておくれ、みたいなかったるい授業が始まったのだけど、見事に自然な成り行きのまま、一人取り残されて、でも、同志社の女の子二人組みの後についていって何とかなって良かった。
会話を長引かせるためにはno judgementが肝要らしいので、「Why did people elect G.Bush as the President?」という質問は(good but) wrongで、「Did you vote in the last presidential election? Why didn't you vote?」とか(遠まわしに)攻めて行くほうが良いらしい。アメリカでは「lead, follow, or get out of the way」らしく、何か良いことを聞いたら、「excellent! excellent!」と言っておくのも良いのかもしれない。
自分の専門領域の話と無駄話と与太話なら何とかなると思ってたのだけど、ヨルダン人とインドネシア人とブラジル人と一緒にお昼を食べながら、ユダヤ教とム スリムとカトリックの教義に関する話とか、聖書の章立ての話とか、after lifeの話とか、ヨルダン人がブラジル人にするパレスチナ問題の説明とか、インドネシアから見たムスリム文化圏の話とか、ほぼ全てに嘴を挟めなかった。 地理を知らないということは、こういうところで顕著にきいてくる。たぶん、あれは、無駄話でも与太話でもなかったんだろう。僕は、ヨルダンがどこか知らな いし、アラブ首長国連邦が、どのように「連邦」なのか知らないし、そこらへんに関する大英帝国をはじめとする帝国主義的な国家群による植民地化と独立にま つわるほぼ全ての話を把握していない。とりあえず、religionってのは、a kind of the system of relief, or trustingとか、そういうことだけが頭に残った。

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