今日は最終日だったので、生でJohn Adamsを見た。たぶん。ぴーたー・せらーずも見たはず。
起 きた時、ちょうど「Love must imagine the world.」と歌っていて(英語はscriptが掲示されていたので、だいたい分かった。というか、歌われると英語は分からない。)、黒人は(群集の中 に)一人しか出てこないし、Vishnuとか言ってるけどどう考えてもキリスト教的な「神様」に訴えかけているのだけど、演出は良かったと思う。なんとい うか、ヴィヴィッドだった。ベビーベッドの上に原子爆弾を浮かばせておく、とか、Trinityの試験の直前、カウントダウンの時、duck and coverする前に踊るのとか。
John Adamsが絡むと、全て「秀才的に良く出来た二流品」というイメージがするのだけど、演出もダンスも、良かったとは思う。
た だ、これは、日本ではあまり評価されないと思う。たぶん、作品の目的として「to introduce the issue of the nuclear power to the culture (except the Cold War)」というものがあり、オッペンハイマーを善玉にも悪玉にもせずに、その目的を達成しようとしているのだと思ったのだけど、日本では、既にそういう ことは行われた後なので。「なんで今更」と思われると思う。というか、オッペンハイマーをこんなに「等身大の人間」として描いて、不安感だけを描き、クリ ティカルな視線を丁寧に排除した作品が、文化に、核爆弾の話題を恒常的なものとして登録することに成功するのだろうか?と思った。
最後、「かっこ よかった」。終わり方って大事。日本語で「お願いです。水をください。」やって。原爆投下の後、投下された地点を見つめるために舞台上の人間が「客席」を 見つめる、というのは、客席にいる「私たち」がすでにthe Atomic ageにいることを意識させる演出として、スムーズでかっこ良かったと思う。
最近の名刺の主な使用用途:メモ
Sunday, October 23, 2005
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